あくあぴあブログ

高槻市立自然博物館(あくあぴあ芥川)のブログです。

本からひらく自然チラシ
企画展「本からひらく自然~自然と本と博物館~」
2026年3月14日 (土)~2026年6月28日(日)

場所: あくあぴあ芥川1階 企画展スペース

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カテゴリ: お知らせ

有剣類の面々(3)

クモバチ類はクモを狩ります。つかまえたクモの神経節に針を刺し、動けなくしてから巣穴を掘るのに適した場所まで運びます。地面に掘った穴にクモを入れ、卵を産みつけて巣穴を閉じます。

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クモバチの一種
狩ったハエトリグモを運んでいます。

有剣類の面々(2)

セイボウ類は、他の有剣類のハチの幼虫に寄生するものが多いのですが、イラガセイボウはイラガの前蛹(蛹になる前の幼虫)に寄生します。寄生性のハチですが、#2で紹介した寄生バチのなかま(有錐類:ゆうすいるい)ではなく、有剣類です。

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イラガセイボウ

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イラガセイボウが羽化した後のイラガの繭
繭のてっぺんにある小さい穴は、イラガセイボウの成虫が卵を産むためにかじって開けたものです。大きい穴は羽化したイラガセイボウの成虫が出てきた跡です。

有剣類の面々(1)

産卵管を、獲物を狩るために使うハチや、防御や攻撃のための武器として使うハチを「狩りバチ」とか「有剣類」と呼ぶ場合があります。これらは、本来の分類系統に基づいた呼び名ではないのですが、親しまれてきた呼び方なので、本企画展では有剣類という呼び方を使っています。

ミツバチのようなハナバチ類は狩りをしませんが、防御のための毒針を持っているので有剣類に含まれます。

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ニホンミツバチ

前回は腰のくびれが目立つハチで、産卵管で寄生相手に卵を産み付けるハチの紹介でした。腹端の針は、卵を産み付けるための器官でしかありません。

しかし、腹端の針を産卵以外にも使うハチがいます。獲物を麻痺させるための手術道具として、あるいは敵と戦うための毒針として産卵管を流用するのです。

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泥で巣をつくるエントツドロバチ
煙突のような筒状の巣をつくり、その中で幼虫を育てます。

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ガの幼虫に針を刺すエントツドロバチ
ガの幼虫の神経節に針で損傷を与え、動けなくしてから巣に運びます。

前回は腰のくびれが目立たないハチの紹介でしたが、今日は腰のくびれが目立つハチの紹介です。

腰が強くくびれたハチは、腰の部分を折り曲げて腹端をさまざまな方向に向けられます。これは腹端にある産卵管を思いの方向に向けるためです。腰がくびれているおかげで、昆虫などに寄生するハチは、卵を産み付ける相手に産卵管を正確に向けられます。

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クヌギミツアブラムシに産卵するアブラバチの一種

臨時休館で企画展を見てもらえませんので、展示内容の一部を紹介していきます。
ハチには、腰のくびれが目立たずナイフのような平たい産卵管をもつハバチ類がいます。卵を植物の葉や茎の中に産み、幼虫は植物を食べて育ちます。

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ヘクソカズラの茎に産卵するチャイロハバチ。産卵の時に腰を折り曲げる必要がないので腰はあまりくびれていません。

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ナイフのような産卵管を茎の皮の下に差し込み、卵を挿入していきます。

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チャイロハバチに産卵されたヘクソカズラ。茎の左右に、だいたい同じ間隔で産卵します。

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チャイロハバチの幼虫。チョウやガの幼虫に似ていますが腹脚の数が多いです。

(これらのチャイロハバチの画像は展示には使っていません)

★最新情報
(2020年6月12日更新) 大好評により、展示期間を10月4日(日)まで延長することにしました。
             梅雨が明けたらスズメバチの本番がやってきます。
             会期が延長されたので、急がずぼちぼち見に来てください。


(2020年5月17日更新) 臨時休館で企画展を見てもらえませんので、展示内容の一部を紹介します。

 ・企画展「敵か!味方か!スズメバチ」プレビュー一覧
  プレビュー #1 / #2 / #3 / #4 / #5  / #6 / #7 / #8 / #9 / #10 / #11 / #12 / #13 / #14 / #15 / #16 / #17 / #18 / #19 / #20 / #21 / #22 / #23 / #24 / #25 / #26 / #27

 ・この企画展が、高槻市ケーブルテレビ「クローズアップNOW」で2回にわたって紹介されました。
  高槻市のHPから視聴できます。

  第1回目 本当にコワいの?スズメバチ「生態編」はこちら
  第2回目 本当にコワいの?スズメバチ「人との関わり編」はこちら


(2020年5月初旬更新) 企画展「敵か!味方か!スズメバチ」は3月7日に展示は完成したものの、
         新型コロナウイルス対策による臨時閉館の為、皆様に見ていただけない状態にあります。
           そこで! 展示期間を7月12日まで延長することにしました。
           開館したら見に来てくださいね。


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毎年夏ごろになると世間を騒がせるスズメバチ。
超危険生物!ハチの中で最強!刺されたら病院行き!
見つけたら絶対に駆除!人間の敵!…スズメバチって本当にこんなに『コワい』虫なのでしょうか。

本企画展では、スズメバチ亜科の生態や他の生物との関係、ハチ被害の実態について、
標本や写真とともに紹介し、スズメバチの真実の姿に迫ります。
あなたの知らないスズメバチの素顔を見ることができるかも?!

開催期間:2020年3月7日(土)~10月4日(日)
開催場所:あくあぴあ芥川1階 企画展スペース
入館:無料

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【関連イベント】
・5月17日(日) 自然観察会「初夏の昆虫」 ※中止
・6月7日(日) 講座「いろいろ ハチ」 ※中止
・7月11日(土)・12日(日)、8月8日(土)・9日(日)、9月5日(土)・6日(日) 子どもワークショップ「びっくりどっきり!ハチのもよう」

≪SNS&アンケート企画≫で、スズメバチ展限定のオリジナルシールをゲットしよう。詳しくは、 こちら

【あくあぴあ芥川情報】
住所:〒569-1042 高槻市南平台5丁目59番1号
休館日:月曜日(祝日の場合は翌日が休館日)
開館時間:午前10時~午後5時
アクセス:電車の場合
 JR高槻駅 北5番乗場「平安女学院・関西大学」行き(乗車時間 約15分)「南平台小学校前」下車すぐ
 JR摂津富田駅 1番乗場「奈佐原」行き(乗車時間 約15分)「北南平台」下車徒歩約10分

【駐車場のご案内】
 芥川緑地駐車場 利用料金
 普通自動車 1時間ごとに100円(一日最大400円)
 利用時間 8:00~18:30(6月~9月は19:30まで)

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