今日は大阪市立自然史博物館との共催イベント・「高槻のカエル探し」観察会でした。
私は初めて参加しましたが、コロナや悪天候の関係で2、3年ぶりの実施とのこと。しかも今年は良いお天気。毎年人気の定番観察会で今回もすぐ定員に達しました。講師は例年と同じく、共催である大阪市立自然史博物館の和田主任学芸員にお願いしました。

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当観察会の魅力の一つが、大阪では北部以外ではほとんど見られないモリアオガエルを普通に見られること。訪れた最初のポイントでは成体は見れませんでしたが、枝にくっついた卵塊をいくつも見ることができました。

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道中、公園の広場ではシカの糞も大量に発見。

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公園を抜けて摂津峡へ行く道中は川のせせらぎと森林浴が心地よく、オオルリやキビタキ、サンコウチョウなど夏鳥たちの声が聞こえました。

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参加者の子どもさんが捕まえたトノサマガエルを見せてくれました。

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今年は良い天気ですが、カエルが好みそうなジメジメした環境ではないのかわかりませんが、例年になくカエルが見つからない。休憩時には昼食を早くすませてみんな目的のカエル探しに熱中していました。

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そのかいあってか、カジカガエルやタゴガエルを見つけていただきました。ヒバカリの幼蛇もいてました。

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そして、腹部だけない真新しいノコギリクワガタが数個体、樹の近くに落ちてました。鳥の仕業かなと思ったけど結局わからずじまい。

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摂津峡を抜けて到着地点である上の口周辺の田んぼでカエル探し。カエルやオタマジャクシのほか、カブトエビや貝類、水生昆虫などいろいろな生き物を観察しました。

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最後に講師の和田学芸員から観察会のまとめをしていただきました。
目的のカエルはあまり見れませんでしたが、色々な生き物が観察できてよかったです。
観察会に参加された皆さん、お疲れ様でした。

なお、7月にもあくあぴあ周辺で田んぼのカエル探しを実施しますのでぜひ参加してみてください。

【実施日時】2022年6月19日 (日) 9:45~14:30
【場   所】萩谷総合公園~摂津峡
【講   師】和田岳 氏 (大阪市立自然史博物館 主任学芸員)
【対   象】小学生以上 (小学生は保護者同伴)
【定   員】20人
【参加者】36名(大阪自然史の参加者と合わせて)
【申   込】電話申込
【共   催】大阪市立自然史博物館
【見られた生き物】
カエル類:モリアオガエル、トノサマガエル、ニホンアマガエル、ヌマガエル、カジカガエル、タゴガエル、ツチガエル
そのほかの生きもの:アカハライモリ、ニホンカナヘビ、ニホントカゲ、ヒバカリ、カブトエビ類、カイエビ類、ホウネンエビ、アメリカザリガニ、カワリヌマエビの一種、マルタニシ、スクミリンゴガイ、カワニナ、タイワンシジミなど